Adhyatmika Yatri

旅の中でのサドゥーやグルジ、様々な人との交流の中から、自分の心と体で感じながら集めてきたものをつらつら。

「誰に好かれようが嫌われようが、みんな存在の根源に、これ以上ないくらい愛されている」 ーミルクの女神のささやきー

カシミールの主な巡礼地のうちの一つであるキールバワニ寺院。別名ミルクの女神・キールバワニが座る祠は、聖なる泉の真ん中にある。その自然の泉は、時として色が変わると言われており、赤、ピンク、オレンジ、緑、青、白など違う色味を見せる中でも、暗い…

ムスリムの庭師が教えてくれた「地に足をつけて生きる」。

ヒンドゥー教には「セヴァ」という概念がある。 サンスクリット語で「無我無欲の奉仕、他人への献身」という意味で、アシュラムやグル、そして人々のために、見返りを求めることなく、純粋な献身の気持ちで、ただ心尽くして何か自分の出来ることをするのだ。…

8歳の天才聖人が詩で表した、「あなたは誰?」への答え

居候先のインド人夫婦と、ほぼ毎朝ウォーキングをしている。 仕事前に6時起きで、スリナガル市内のゴパの丘の一番上にある、アディシャンカラチャリヤ寺院までの、緑が鮮やかな山道を上るのだ。 アディシャンカラチャリヤとは、8世紀の聖人・ヴェーダンタ…

Yoga in Action ー日常生活でヨガを生きるー

アシュラムの入り口からの景色 インドに到着して早々、 「わたしって、森羅万象って、なんなんだろう?」という、子供の頃から追い求め続けた不思議の答えが、10世紀も前に書かれたヒンドゥー哲学の聖典にめちゃくちゃ納得できる論理的な説明でまとめられ…

悟りを開いた聖人が、先生になった日

プランジと、プランジの娘ハンサと、彼の師スワミ・ラクシュマンジューの写真とともに。 悟った後の人生を生きている聖人、Shri Pran Nath Koul (以下プランジ)に出会ったのは2023年の7月、インドに到着したその日だった。 スリナガルに到着するなり居候さ…