カシミールの主な巡礼地のうちの一つであるキールバワニ寺院。別名ミルクの女神・キールバワニが座る祠は、聖なる泉の真ん中にある。その自然の泉は、時として色が変わると言われており、赤、ピンク、オレンジ、緑、青、白など違う色味を見せる中でも、暗い…
ヒンドゥー教には「セヴァ」という概念がある。 サンスクリット語で「無我無欲の奉仕、他人への献身」という意味で、アシュラムやグル、そして人々のために、見返りを求めることなく、純粋な献身の気持ちで、ただ心尽くして何か自分の出来ることをするのだ。…
居候先のインド人夫婦と、ほぼ毎朝ウォーキングをしている。 仕事前に6時起きで、スリナガル市内のゴパの丘の一番上にある、アディシャンカラチャリヤ寺院までの、緑が鮮やかな山道を上るのだ。 アディシャンカラチャリヤとは、8世紀の聖人・ヴェーダンタ…
アシュラムの入り口からの景色 インドに到着して早々、 「わたしって、森羅万象って、なんなんだろう?」という、子供の頃から追い求め続けた不思議の答えが、10世紀も前に書かれたヒンドゥー哲学の聖典にめちゃくちゃ納得できる論理的な説明でまとめられ…
プランジと、プランジの娘ハンサと、彼の師スワミ・ラクシュマンジューの写真とともに。 悟った後の人生を生きている聖人、Shri Pran Nath Koul (以下プランジ)に出会ったのは2023年の7月、インドに到着したその日だった。 スリナガルに到着するなり居候さ…